Structural Heart Disease Fellowship

関西医科大学
SHDフェローシップ

構造的心疾患(SHD)専門医育成プログラム

インターベンション・心エコー・CTイメージングの3コースを設置した、構造的心疾患(SHD)領域の高度専門家育成プログラムです。

対象
循環器内科 若手・中堅医師(経験年数不問)
PROGRAM OVERVIEW

プログラム概要

関西医科大学循環器内科では、本邦トップクラスのSHDインターベンション経験を持つ山本真功先生、慶應義塾大学にて研鑽を積んだエコー専門医・鶴田ひかる先生、そしてCT画像診断のエキスパートである落合智紀先生をCourse Directorとして迎え、SHDフェローシッププログラムを開設します。プログラム全体を通じて、林田健太郎主任教授による指導・監修を受けることができます。修練期間は6ヶ月〜数年で設定可能です。

修練期間

6ヶ月〜数年

目標に合わせ柔軟に設定可能

海外留学

海外施設へ

短期〜長期留学のチャンスあり

研究支援

OCEAN-SHD参加

論文作成まで一貫指導

COURSE SELECTION

コースの選び方

インターベンションコース・エコーコース・CTイメージングコースは、それぞれ単独で受講可能です。複数コースを組み合わせて履修し、SHDの総合的な専門家を目指すことも可能です。Course Director間で連携し、無理のないスケジュールを設計します。

TRACK A

インターベンションコース

TAVI・TEER・LAAC・シャント疾患等のSHD手技習得に特化。術前計画からオペレーター独り立ちまで。

Director:山本 真功 先生

TRACK B

エコーコース

SHD領域の経胸壁(TTE)・経食道エコー(TEE)習得に特化。3D再構成による術前解析、手技ガイドから弁膜症精密評価まで。

Director:鶴田 ひかる 先生

TRACK C

CTイメージングコース

術前CT解析・3D再構成に特化。弁輪計測からフュージョンイメージング、術式やデバイスの種類決定まで。

Director:落合 智紀 先生

各コースの詳細

TRACK A

インターベンションコース

Course Director:山本 真功 先生
関西医科大学 循環器内科
元 豊橋・名古屋・岐阜ハートセンター 構造的心疾患部門 部長

  • TAVI(SAPIEN/CoreValve/Navitor 全シリーズ)指導医・企業プロクター
  • TEER — MitraClip/PASCAL(僧帽弁)企業プロクター
  • LAAC — WATCHMAN/Amulet(左心耳閉鎖)企業プロクター
  • 経皮的シャント疾患治療 — ASD/PFO/PDA閉鎖術 教育担当医師
  • 術前CT解析・手技計画立案
  • ハートチームカンファレンス運営・適応決定
  • OCEAN-SHD参加・英語原著論文作成

TRACK B

エコーコース

Course Director:鶴田 ひかる 先生
関西医科大学 循環器内科
慶應義塾大学 循環器内科 出身

  • 経食道心エコー(TEE)習得・専門医取得支援
  • 弁膜症の重症度評価・形態診断(2D/3D-TEE)
  • SHD手技中リアルタイムTEEガイダンス
  • TAVI・M-TEER・LAAC手技のエコー評価
  • CT画像との統合解析・術前シミュレーション
  • ハートチームカンファレンスへの参加
  • OCEAN-SHD参加・英語原著論文作成

TRACK C

CTイメージングコース

Course Director:落合 智紀 先生
関西医科大学 循環器内科

  • 術前CT解析・弁輪/アクセスルート計測
  • 3D再構成・マルチプラナー解析
  • TAVI・TEER・LAAC術前プランニング全般
  • 手技当日のCTベースナビゲーション
  • フュージョンイメージング(CT×透視×エコー)
  • OCEAN研究におけるコアラボ解析も担う
  • ハートチームカンファレンスへの参加
  • OCEAN-SHD参加・英語原著論文作成
CURRICULUM

修練カリキュラム(標準モデル)

入職後の習熟度と目標に合わせてカリキュラムを個別設計します。複数コース履修の場合も指導医間で連携しながら無理のないスケジュールを組みます。全フェーズを通じて、林田健太郎主任教授による指導・監修を受けることができます。

  1. PHASE11〜3ヶ月

    基礎習得フェーズ

    施設の診療体制・チーム連携を理解しながら、SHD手技の助手・TEE/CTオブザーバーとして基礎を固めます。ハートチームカンファレンスへの参加を通じ、患者選択・適応評価の考え方を学びます。

    • ハートチームカンファレンス
    • 手技助手・オブザーバー
    • 基礎エコー/CT評価
    • 研究テーマ探索
  2. PHASE24ヶ月〜1年

    手技修得フェーズ

    指導医のもとで段階的にオペレーター(またはTEEオペレーター/CTプランナー)としての独り立ちを目指します。OCEAN-SHDデータを活用した研究テーマを設定し、データ解析・論文構成を開始します。

    • TAVIオペレーター
    • M-TEER/LAAC
    • TEEガイダンス/CT解析・プランニング実践
    • 統計解析・論文執筆
  3. PHASE31年以降

    困難手技・学術論文・国際交流フェーズ

    複雑症例への対応・指導医資格の取得を目指し、英語原著論文のPubMed掲載を完遂します。希望者は海外提携施設への留学プログラムへ参加することができます。

    • 複雑症例・合併症対応
    • 各分野の指導医資格取得
    • PubMed掲載
    • 海外留学(希望者)
MESSAGE FROM DEPARTMENT CHAIR

主任教授からのメッセージ

林田 健太郎 主任教授

PROGRAM SUPERVISOR

林田 健太郎

関西医科大学 循環器内科 主任教授

本SHDフェローシッププログラムは、海外の先進的なプログラムを参考に、インターベンション、心エコー、CTイメージングの各分野を日本のトップランナーから直接学べるよう設計されています。豊富な症例を通じて、手技だけでなく、患者選択、治療戦略、合併症対応までを身につけた真のSHD専門家を育成します。

さらに、我々が率いる全国多施設共同研究組織である「OCEAN-SHD研究会」を活用した臨床研究や英語論文作成、国内外での学会発表、海外施設との交流・留学を通じて、全国そして世界へと人脈を広げる機会を提供します。ここで得られる経験とつながりは、皆さんのキャリアに確かな軌跡を残すものと確信しています。

困難症例に立ち向かう術者、イメージングの専門家、世界で活躍するリーダーへ。皆さんが描く未来の実現を、私たちは全力でサポートします。

MESSAGE FROM COURSE DIRECTORS

Course Directorからのメッセージ

山本 真功 インターベンションコース Course Director

TRACK A — INTERVENTION

山本 真功

関西医科大学 循環器内科
インターベンションコース Course Director

SHDインターベンションは、外科手術しか道がなかった患者さんに新たな選択肢をもたらす、循環器領域で最も躍動感のある分野です。私自身、ハートセンターグループで培ったTAVI・M-TEER・LAAC・シャント疾患閉鎖術をはじめとするSHD全般の企業プロクター、指導医、教育担当医師としての経験と、OCEAN-SHDレジストリーを通じた研究活動の経験を、ここ関西医科大学でフェローの皆さんに余すことなく伝えたいと思っています。

手技を教えるだけではありません。「なぜその患者にこの治療なのか」という臨床的思考から、データを世界に発信する論文作成まで、SHDのプロフェッショナルとして必要なすべてをともに磨きましょう。やる気のある若手・中堅の先生なら経験不問、大歓迎です。

鶴田 ひかる エコーコース Course Director

TRACK B — ECHOCARDIOGRAPHY

鶴田 ひかる

関西医科大学 循環器内科
エコーコース Course Director

イメージングの精度と、臨床へ結びつける解釈力は、低侵襲カテーテルインターベンションの成否に大きく関わります。僧帽弁や三尖弁、左心耳や心房中隔など治療対象となる構造を、リアルタイムに立体構造とその動きを描出することができる3次元エコー画像は、術前の治療戦略と術中のナビゲーションに欠かせないイメージングツールです。ひとたび修得すれば、今後もさらに進化する構造的心疾患治療への対応や、心構造の深い理解を可能とする、一生もののスキルとなります。

エコーの面白さは、構造を見ることだけではありません。画像から血行動態を読み解き、「なぜ患者さんは症状が出るのか」「この治療で何が改善できるのか」を考えることにあります。さらに、どのデバイスをどのように用いれば最も大きな治療効果が得られるのかを術者とともに議論し、治療戦略を組み立てるプロセスには、イメージングならではの醍醐味があります。

本コースでは、SHDエコー医として第一線で活躍するために必要な知識、技術、思考力を、豊富な実症例を通じて身につけます。画像から病態を読み解き、治療戦略を描く。そんなSHDイメージングの醍醐味をともに学んでみませんか。そして、日々の診療から生まれる問いを研究へつなげ、その成果を国内外へ発信できる環境も整っています。エコーを患者さんの治療を支える「武器」にしたい先生方のご参加を心よりお待ちしています。

落合 智紀 CTイメージングコース Course Director

TRACK C — CT IMAGING

落合 智紀

関西医科大学 循環器内科
CTイメージングコース Course Director

SHD治療では、質の高い術前CT解析が安全性と治療成績を大きく左右します。本プログラムでは、弁輪計測、アクセスルート評価、デバイス選択、3D再構成、フュージョンイメージングを用いた術式プランニングまで、日常診療で必要となるCT解析を体系的に学びます。

さらに、CT画像を解析するだけでなく、TAVI、TEER、LAACなどの実際の手技にも参加していただきます。術前に予測した解剖学的リスクや手技上の課題を、術中画像やデバイス操作と照らし合わせることで、画像診断と治療を結びつける実践的な判断力を身につけることができます。

また、日々の症例から得られた疑問を研究課題として整理し、データ解析、学会発表、論文作成へつなげる過程も学びます。症例ごとのCT解析、治療戦略の検討、手技への参加、術後画像の評価、研究成果の発信までを通じて、SHD診療を総合的に理解することを目指します。

画像診断を強みにしながら、実際の治療と臨床研究の双方に携わりたい先生方の参加をお待ちしています。

TRACK RECORD

講師陣の実績

30+指導医・教育担当医師・
企業プロクター資格数
200本+OCEAN-SHDグループ
PubMed掲載論文数
7,000+講師陣の累計
SHD件数
3,000+SHDイメージング
経験症例数

※ 実際の症例数・資格数は施設見学時に最新の数値をご案内します。

APPLICATION / CONTACT

応募・お問い合わせ

進路にお悩みの方、SHD領域でキャリアを積みたい若手・中堅の先生、まずはお気軽にご連絡ください。施設見学のご相談も随時お受けしています。

お問い合わせ先

山本 真功/鶴田 ひかる/落合 智紀
関西医科大学 循環器内科
SHDフェローシッププログラム事務局
yamamoto.mas@kmu.ac.jp