友井 歩先生 写真未設定

友井 歩

腎臓内科

後期研修を通じて

関西医科大学を卒業し、研修医としての生活が始まった4月、最初にローテートしたのが総合医療センターの第二内科でした。右も左も分からない中で、先生方は各疾患の病態を一つ一つ丁寧に教えてくださり、感染症治療や体液管理といった内科診療の基本も根気強く指導してくださいました。研修を重ねる中で、体液量や電解質、血糖といった要素を丁寧に整えながら、様々な病態を抱えている患者さんを支えていく内科診療の奥深さに強く惹かれ、循環器内科・腎臓内科・内分泌代謝内科の3科が一体となった第二内科に入局しました。

合同医局である分、患者数も多く忙しいのではないか、学ぶ範囲が広すぎて自分の専門を本当に深められるのだろうか、そんな思いがありました。しかし、実際に入局してみるとその不安は良い意味で変わりました。確かに忙しさはありますが、それ以上に毎日の診療が楽しく、学んだことをすぐ実践できる充実感がありました。困ったときにはすぐに相談でき、向き合ってくださる先生方がいる。その安心感があるからこそ、忙しさは負担ではなく、自分を成長させてくれる時間に変わっていったのだと思います。

また、循環器や代謝疾患を学べる環境は大きな財産でもありました。今後腎臓内科を専門としていくにあたり、この時期に得た知識や経験、そして他分野の先生方とのつながりは、これからの診療に必ず生きてくると感じています。心臓、腎臓、代謝は決して別々ではなく、すべてがつながっています。そのつながりを日常診療の中で自然に学べることは、内科医としての土台をつくるうえで、何にも代えがたい経験でした。

附属病院で半年、総合医療センターで1年半研修させていただく中で、ICUでの集中治療や全身管理にも多く携わりました。循環動態の不安定な患者さんに対するカテコラミンや体液量の調整、人工呼吸器管理、TPN、CHDFの管理など、そこで得た集中治療の経験は今後の腎臓内科診療にも確実につながると感じています。

将来は、まず臨床を大切にしながら経験を積み、ライフイベントに応じた働き方や、その先の専門医取得や研究も含めて、自分らしい道を考えていきたいと思っています。特に女性医学生、研修医の皆さんの中には、専門性を高めたい気持ちと将来のライフイベントとの両立に不安を感じる方もいるかもしれません。当科には育休、時短勤務、大学院進学など、ライフステージに応じた働き方を一緒に考えていける環境があります。医師として成長したい気持ちも、自分らしい人生を大切にしたいという思いも、どちらも大切にできる場所だと感じています。

進路に迷っている方も、少しでも興味を持ってくださった方も、ぜひ一度見学に来てください。どの診療科に進むかはこれからの医師人生を大きく左右する選択です。だからこそ、名前やイメージだけではなく、実際の空気を感じてほしいと思います。第二内科には、学びの深さがあります。そして何より、人のあたたかさがあります。ここで学び、ここで働きたいと思える出会いがきっとあるはずです。皆さんと一緒に働ける日を心より楽しみにしています。

浦田 晴可先生

浦田 晴可

循環器内科

診療科、入局をお考えの皆さまへ

はじめまして。川崎医科大学卒業後、初期研修と専攻医1年間を関西医科大学で行い、その後3年間府内の市中病院に出向し、現在は関西医科大学にて研鑽を積んでおります浦田と申します。

循環器というと、学生や研修医の方は取っ付きにくいイメージを持たれることもあるかと思います。実際、私も学生の頃はそのように感じていました。しかし臨床研修を通して疾患について学んでいくうちに、様々な疾患に共通する病態の考え方があることに気づきました。また、カテーテル治療や心エコーなど多くの手技に関わる機会もあり、机上の勉強だけではわからなかった臨床の面白さを感じるようになりました。循環器内科は、知識を深める面白さと手技に携わるやりがいの両方を感じることができる診療科だと思っています。

また、疾患や診療について楽しく学び、気軽に相談できる仲間や先輩がいることも大きな魅力の一つです。そのような環境の中で日々診療に向き合うことで、新たな発見が尽きることのない診療科であると感じています。ぜひその喜びを分かち合える仲間として、一緒に診療に取り組めれば嬉しく思います。

一方で、女性医師として循環器内科でやっていけるのかと心配される方もおられるかもしれません。私が学生だった頃と比べても、循環器内科で活躍されている女性医師は増えてきていると感じています。ワークライフバランスや被曝の問題などから敬遠されがちな印象があるかもしれませんが、循環器内科の中でも疾患領域は多岐にわたり、被曝の少ない分野も多くあります。また、オンコールなども当番制となっているため、しっかりと自分の時間を確保することも可能です。

私はまだ結婚や出産を経験していませんが、育児をしながら診療を続けておられる先輩方もおり、想像されているより身構えるほどではなくなってきていると感じています。近年は女性医師の数も増えており、女性医師としてもそれぞれのライフステージに合わせながら長く関わっていける診療科ではないかと感じています。少しでも興味があれば、ぜひ一度当院循環器内科の診療に触れてみていただければ嬉しく思います。

植村 健太先生

植村 健太

循環器内科

入局をお考えの皆様へ

私は平成31年に関西医科大学を卒業し、同大学病院で初期臨床研修を修了した後、令和3年に関西医科大学循環器腎臓内分泌代謝内科に入局しました。

学生時代は心電図や心エコーが得意ではなく、試験で目にする度に苦手意識を感じていました。それでも循環器に興味を持つようになったのは、研修医としてローテートした際、心筋梗塞や急性心不全の患者さんが、カテーテル治療や集学的治療によって目に見えて状態が回復していく姿を見たことがきっかけで、自分もこんな診療に携わりたいと強く惹かれるようになりました。

循環器は決して楽な診療科ではなく、急変対応も多く、私自身いまでも不安を感じることはあります。ですが急性期から慢性期まで幅広く診療することができ、身体診察を起点に内科医としての必要な基礎力も幅広く身につけることができます。また、興味の方向性次第で専門性を広げていける点も魅力だと思います。心電図や心エコーなどの所見をもとに病態を把握し、診療に活かせたときの達成感は、循環器診療ならではの大きなやりがいだと感じています。

研修医時代に手厚く指導してくださった上級医の存在が、私が入局を決めた大きな理由の一つでした。仕事をする上で身近にロールモデルとなる先生がいることは非常にありがたいことだと思います。2026年4月より教授に着任される林田健太郎先生は、TAVI分野で国内外を牽引されている先生であり、そんな先生のもとで診療・研究に携われることを私自身とても楽しみにしています。

循環器に少しでも興味のある方、不安はあるけれど挑戦してみたいと感じている方は、ぜひ一度見学に来てください。当科の雰囲気を実際に感じていただけると思います。

皆さんと一緒に働ける日を心より楽しみにしています。

松田 いずみ先生

松田 いずみ

糖尿病内分泌内科

進路に悩んでいる皆様へ

私は滋賀医科大学を卒業後、眼科を志望して実家に近い関西医科大学で臨床研修を開始しました。

実際に現場を経験すると、網膜症が進行してレーザー治療や硝子体内注射を受けている患者さんを見て、「ここまで進んでしまう前に何かできなかったのだろうか」と感じるようになりました。

理想との違いにモヤモヤを抱えながら第二内科をローテートした際に、患者さんの家庭環境・仕事や考え方まで考慮し、無理なく続けられる治療や数十年後の未来のためにできる事を患者さんと一緒に考える糖尿病内科の先生を見て、こんな医師になりたいと思い、第二内科に入局しました。

第二内科の魅力は、患者さんや患者家族と関係を築き、病態面・生活面双方から全身管理をできることだと思います。

糖尿病・内分泌領域は特に適切に管理をすれば健康な人とほとんど変わらない生活ができる事が特徴です。糖尿病は合併症が多い疾患ではありますが、定期的に癌や狭心症がないか、腎機能低下の速度はどうか、骨密度低下はないか、など全身を見つつその都度治療したり当該科に相談することで患者さんの健康を守り続けることができます。

患者数も多い疾患のため、病棟では自科よりも他科の患者さんの周術期・シックデイ・高カロリー輸液や経腸栄養などに際して血糖マネジメントを依頼されることが多く、他科の様々な疾患の患者さんを見て治療に参加できることは魅力の1つだと思います。

第二内科は循環器・腎・糖尿病内分泌の合同医局であるため、循環器や腎臓について学ぶ機会に恵まれており、それが日々の診療につながったり、急を要する病態をすぐに相談できるなど大きな安心に繋がっています。

そしてもう一つ、第二内科医局の魅力は、ライフステージが変わっても医師として働き続けやすい環境です。

子供が産まれたら…親の介護が…と、女性医師は特にキャリアと生活を両立していくことに不安を感じる場面も多いですが、合同医局ということもあり、ロールモデルとなる実際に子供がいても両立している女性医師・男性医師が多く、周囲の理解や支えがあります。

私も家族の介護などで急にお休みをいただくこともありますが、支えてくれる人が沢山いたお陰でお互いに助け合いながら仕事をし、国内海外含めた学会参加や論文執筆など学術活動も行う事ができています。

どのようなライフステージでも諦めることなく、医師として働き続けることができる温かい医局だと思っています。

志望科が決まらず悩んでいる皆さんも、ぜひ第二内科での研修や見学を選択肢に入れてくださると嬉しいです。

皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

髙橋 一久先生

髙橋 一久

糖尿病内分泌内科

今、キャリアパスに悩まれている先生方へ

第二内科にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。先生方のキャリア形成の一助となり、当科に関心を持っていただければとの思いから、後輩の先生方からキャリアについて相談を受けた際、私が経験をもとにお伝えしている三つのことをご紹介いたします。

第一に、最初からキャリアを固めすぎる必要はないということです。

医師15年目となり同期を見渡しても、当初描いた通りの道を歩んでいる人は決して多くありません。私自身も、東京の国立国際医療研究センターに出向し、このまま東京でキャリアを築く未来を思い描いていた時期がありました。しかしご縁があり、大学へ戻り臨床研究者になっています。最終的な目標(教授を目指す、開業するなど)を大まかに定めつつ、数年単位で見直しながら柔軟に進んでいく姿勢が大切だと感じています。特に専門医取得前の先生には、まずそこまでの道筋を明確にすることをお勧めしています。

第二に、良き指導医との出会いの重要性です。

研究であっても臨床であっても、「誰と取り組むか」は極めて重要です。もともとは1型糖尿病を研究したいと考えていましたが、ある研究会で循環器内科の木村穣教授より減量治療の研究にお声がけいただいたことをきっかけに、肥満症治療の道へ進みました。現在は減量治療を楽しく研究しています。振り返れば、どの分野でもやりがいを見いだせたのかもしれません。しかし最終的には、「何をするか」以上に「誰とするか」が、「楽しく」続けられるどうかを決める大きな要素だと実感しています。

第三に、プライベートを大切にすることです。

私は2022年に結婚、翌年に長女、昨年には次女を授かり、比較的長期間の育児休業を2回取得しました。仕事を離れて育児に専念した時間は、人生で一度きりのかけがえのない経験で、人生の価値観を見つめ直す大きな機会となったので、下の先生にも強くお勧めしています。復職後は新設された糖尿病センターを含む新体制のもと、助教として診療と研究の両立に努めています。当院は現在、西日本でも有数の肥満・減量治療を担うセンターへと発展しており、その一端を担えていることを嬉しく思っています。私生活が充実してこそ、仕事にも良い循環が生まれるます。もちろん子どもの急な発熱など、育児との両立に悩む場面もありますが、多くの方々に支えられながら働ける環境があり、第二内科は非常に恵まれた職場だと感じています。

当科には多様なキャリアを歩む医師が在籍し、気軽に相談できる風土があります。キャリアパスに悩まれている先生方は、ぜひ一度お話しください。皆さまの挑戦を心より応援しております。

中東 三聖先生

中東 三聖

腎臓内科

入局をお考えの皆様へ。

私は関西医科大学卒業、初期研修後に2008年に関西医科大学第2内科に入局しました。専門分野は腎臓内科ですが、当講座は腎臓内科の他に、循環器内科と内分泌・糖尿病内科もあり、後記研修で循環器内科と内分泌・糖尿病内科もローテーションします。保存期腎不全患者や末期腎不全患者を診察する際には、糖尿病が原疾患である患者様が増えてきており、また、動脈硬化が進展しやすい病態であるため、内分泌・糖尿病内科や循環器内科との連携が不可欠です。当科では第2内科内ですぐに相談し、疾患の理解をより深めることが出来ています。

腎臓内科の業務として、慢性腎炎症候群やネフローゼ症候群などの腎疾患に対し腎生検を行い、当科のカンファレンスで病理診断を行っています。また、腹膜透析患者へのカテーテル留置術も行っており、様々な検査や処置を経験できます。

近年は、保存期腎不全患者に対して生活指導や栄養指導を行う際や、腎機能の高度低下した患者に対して腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)の説明を行う場合に、看護師やコメディカルスタッフとの多職種連携が求められています。当科では合同カンファレンス等を通して、より個々の患者さんの生活スタイルや生きがいに合った治療を提供できるように努めています。

このように当科は、他科やコメディカルスタッフと協力して、患者さんの全身を長期に渡って診させて頂いております。